電気自動車の普及が進む中、テスラの注目度はますます高まっています。「テスラはいくらで買えるのか」「補助金を使うと実質価格はいくらになるのか」など、購入を検討する中で気になるポイントは多いでしょう。
本記事では、2025年時点の最新価格や補助金制度、購入手順に加え、他社EVとの比較も交えて、テスラの購入に必要な情報をわかりやすく整理します。
出典
テスラ車の価格と補助金の最新情報

モデル3・モデルYの価格帯一覧と特徴
テスラの主力モデルである「モデル3」と「モデルY」は、2025年現在、日本市場において高い人気を誇る電気自動車です。両モデルともに複数のグレードが展開されており、価格や性能に応じて選択できます。以下に、各モデルの最新価格と特徴を整理します。
まずモデル3には3つのグレードがあります。最もベーシックな「リアホイールドライブ(RWD)」は5,299,000円で、航続距離は513km(WLTCモード)です。中間グレードの「ロングレンジAWD」は6,499,000円で、航続距離は629kmと長距離走行に適しています。最上級の「パフォーマンス」は7,299,000円で、0-100km/h加速が3.1秒という高い動力性能を誇ります。
一方、SUVスタイルのモデルYはRWDが5,994,000円、ロングレンジAWDが6,999,000円です。航続距離はRWDが505km、ロングレンジが595kmで、ファミリーユースや積載性を重視するユーザーに人気があります。
どちらのモデルも、テスラ独自のOTA(Over-The-Air)アップデートや高性能な運転支援機能が標準装備されており、単なる「移動手段」にとどまらない付加価値を提供しています。
補助金制度の概要と対象車種
日本では、電気自動車の普及を後押しするために、国および地方自治体が複数の補助金制度を設けています。テスラのモデル3およびモデルYは、これらの制度の対象車種となっており、購入時の初期費用を大きく軽減することが可能です。
まず、国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」では、テスラの各車種に対し最大で85万円の補助が受けられます。さらに、脱炭素社会の実現を目的とした「GXリーグ加算」により、最大5万円が上乗せされる場合があります。これにより、最大90万円の補助が得られる可能性があります。
加えて、東京都に居住している個人には、ZEV(ゼロエミッションビークル)補助金として最大80万円の支援があります。これに区単位の助成制度(例:千代田区で最大20万円)を組み合わせれば、最大で190万円近くの補助を受けることも可能です。
補助金制度の内容は毎年度変更されることがあるため、購入時は最新の補助金要項を各自治体および国の公式サイトで確認することが重要です。
補助金適用後の実質負担額
テスラ車の導入において、補助金制度を活用することで実質的な購入負担を大幅に軽減することができます。ここでは、モデル3とモデルYについて、補助金適用後の実質負担額の目安を算出します(2025年時点)。
たとえば、東京都に居住する個人がモデル3のRWD(本体価格5,299,000円)を購入した場合、国のCEV補助金(最大90万円)と東京都ZEV補助金(最大80万円)を適用できます。これらを合算すると、最大170万円の補助が受けられ、実質負担額は約3,599,000円となります。さらに千代田区のように自治体によっては、追加で20万円の補助があるため、最終的な実質負担額が約3,399,000円になることもあります。
同様に、モデルY RWD(5,994,000円)の場合は、同じく最大170万円の補助金を受けたとすると、実質負担額は約4,294,000円です。こちらも区の助成を加味すれば、400万円を切る価格での導入が可能となります。
このように、補助金の有無によって、テスラ車の購入コストには大きな差が生じます。特に都市部では補助金が充実しており、テスラのような高性能EVをリーズナブルに導入できる環境が整っています。ただし、補助金には申請期限や予算上限があるため、計画的な申請が求められます。
補助金申請の流れと注意点
テスラ車を購入する際に補助金を受け取るには、所定の申請手続きを正しく行う必要があります。補助金は購入後に申請し、条件を満たしていれば後日指定口座へ振り込まれる仕組みです。以下は、国のCEV補助金を例にした基本的な流れです。
まず、車両の納車が完了した後、1ヶ月以内に補助金の申請を行う必要があります。申請は環境共創イニシアチブ(SII)の専用ウェブサイトから行い、オンライン提出が推奨されています。提出する書類は、車検証、車両の注文書、領収書、本人確認書類などです。
東京都ZEV補助金の場合も、納車後の申請が基本ですが、自治体によって手続き方法や受付期間が異なるため、事前に公式サイトで詳細を確認することが重要です。また、同一年度内に複数の補助金申請が重複する場合には、併用の可否や優先順位などにも注意を払う必要があります。
注意すべき点として、申請書類に不備があると審査が遅れたり、最悪の場合は不受理となる可能性があります。また、補助金は予算が限られているため、年度途中で受付が終了することも珍しくありません。これを避けるためにも、納車スケジュールに合わせて、必要書類の準備を前倒しで行っておくことが望ましいです。
テスラはディーラーを介さない直販スタイルのため、補助金の申請も購入者自身が行う必要があります。不明点がある場合は、SIIや東京都の専用窓口、あるいはテスラのカスタマーサポートに相談するとスムーズに進行できます。
購入方法と納車、他社EVとの比較

テスラ車の購入手続きと必要ステップ
テスラの車両購入は、従来のディーラー経由とは異なり、すべてオンラインで完結します。このプロセスはシンプルで効率的ですが、初めての方にとっては戸惑う部分もあるため、以下に手順を整理します。
まず、テスラの公式ウェブサイトにアクセスし、希望するモデル(モデル3またはY)を選択します。続いて、ボディカラー、ホイール、内装、運転支援機能(オートパイロットやFSD)などを自由にカスタマイズし、見積もりを確認します。仕様が決まったら、テスラアカウントを作成し、10,000円の予約金を支払うことで正式な注文となります。
支払い方法は、銀行振込のほか、オリコやジャックスなどのローン会社を通じた分割払い、法人向けリースなど複数の選択肢があります。支払い後は、必要な書類(車庫証明、印鑑証明、住民票など)をオンラインまたは郵送で提出し、登録手続きが進められます。
テスラは直販スタイルのため、営業担当者はいませんが、サポートページやチャットサポートを通じて質問への対応は可能です。また、最新の在庫車両を選べば、最短で数週間以内に納車されることもあります。
全体として、煩雑なやり取りが少なく、自分のペースで進められる点がテスラ購入の大きな特長です。ただし、補助金申請を含め、購入者自身の判断と行動が求められる点は理解しておくべきでしょう。
納車までにかかる期間とその内訳
テスラ車の納車までにかかる期間は、注文内容や在庫状況により大きく変動します。一般的には、注文から納車までおよそ3週間から2ヶ月程度が目安とされています。ただし、在庫車と新規注文車では納期に明確な差があります。
まず、公式サイト上で「即納モデル」として表示されている在庫車両は、最短2〜3週間を目安として納車可能です。これらの車両はすでに国内に到着しているか、手配済みであるため、書類提出と登録手続きが完了すればすぐに納車スケジュールが確定します。
一方、仕様を細かくカスタマイズした新規注文車の場合、納車までに4〜8週間程度かかるのが一般的です。船便のスケジュール、港での通関、テスラ指定センターでの整備や登録など複数の工程を経る必要があるため、やや時間を要します。
納車までの主なステップは以下の通りです。①オンラインでの注文と予約金支払い、②必要書類の準備と提出、③支払いの完了、④車両の整備・登録、⑤納車日程の調整と確定です。納車場所は、ユーザーの希望によりデリバリーセンター(東京・名古屋・大阪など)または自宅指定が可能です。
注意点として、祝日や繁忙期(3月末や年末など)は納期が長引く傾向があるほか、書類不備やローン審査の遅れもスケジュールに影響を与えます。テスラのマイページでは、納車予定日や進捗状況をリアルタイムで確認できるため、適宜確認しながら準備を進めると安心です。
テスラと他社EV(BYD・日産など)の違い
電気自動車市場では、テスラの他にもBYD(中国)や日産(日本)などが存在感を強めています。これらの車両は価格帯や機能、サービス体制に違いがあり、ユーザーのニーズによって評価が分かれます。以下に、テスラ車と他社EVの違いを比較します。
テスラのモデル3(RWD)は、価格が5,299,000円で、航続距離は513km(WLTCモード)です。最大の特徴は、ソフトウェアを含めた機能性の高さにあります。OTA(Over-The-Air)による機能アップデート、自動運転支援(オートパイロット)など、他社にない独自技術を多く搭載しています。
BYDのATTO 3は、2023年に日本上陸を果たした新興EVです。価格は4,400,000円で、航続距離は485kmと、テスラに近い性能を持ちながら価格を抑えている点が特長です。自社製の「ブレードバッテリー」や独自のインフォテインメント設計など、コストパフォーマンスに優れています。
一方、日産リーフは、日本製EVの代表格であり、価格は4,800,000円前後、航続距離は458kmです。充実した国内販売網とメンテナンス体制、日本製ならではの安心感が大きな強みです。また、補助金申請などもディーラーが代行するため、初めてEVに乗る人には心強い存在となっています。
総じて、テスラは技術革新とパフォーマンスに強み、BYDは価格と航続距離のバランス、日産はサポート体制と信頼性が主な魅力です。購入検討時は、これらのポイントを自身のライフスタイルと照らし合わせることが重要です。
価格と性能から見るコストパフォーマンス
テスラ車は高価格帯に位置するものの、その性能や維持費を含めたトータルコストを考慮すると、非常にコストパフォーマンスに優れた車種といえます。ここでは、モデル3を中心に、購入後の価値と経済性について詳しく見ていきます。
まず、走行性能においてモデル3 RWDは航続距離513km、0-100km/h加速は5.8秒と、日常使いから長距離移動までをカバーするバランスに優れたスペックを備えています。また、OTAによるソフトウェアアップデートにより、購入後も継続的に機能が改善・追加される点は、他社EVにはない強みです。
維持費の面でもEVのメリットは大きく、テスラは特にそれを体現しています。ガソリン代がかからず、家庭用充電で1回あたり約1,000円台の電気料金で済みます。また、自動車税・重量税・環境性能割などの税制面でも優遇があり、特にEVは環境性能割が0%、重量税も初回免税です。
さらに、エンジンやオイル交換が不要なため、整備費用が少なく、長期的な保有コストはガソリン車に比べて明らかに低くなります。リセールバリューも高く、国内外で中古市場の需要も安定しているため、資産価値も保ちやすい傾向にあります。
総じて、初期費用はやや高めですが、補助金を適用すれば300万円台から導入可能であり、性能・維持費・将来的な価値を含めた総合評価では非常に高いコストパフォーマンスを持つ車といえます。特に、10年以上の長期所有を想定するユーザーにとっては、価格以上の価値を提供するEVといえるでしょう。
テスラの価格と選び方を総点検





